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★ボジョレー・ヌーヴォーの豆知識★


こんばんは、幟町店の吉田です。 ようやく、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁しましたね。 私はまだ飲めていませんが、帰ってからじっくり飲もうと思います。 もう飲まれた方も、まだの方もいらっしゃると思いますが。 幟町では5種類のヌーヴォーをご用意致しました。 (ラインナップは左の写真をご覧下さい) 収穫の喜びや新しい年への期待にいかがでしょうか? さて、世間ではヌーヴォーという名前だけが浸透しているように思いますが、実際ボジョレー・ヌーヴォーとはどういうワインなのでしょう?

①ガメイの概要 ボジョレー・ヌーヴォーで使用される葡萄はガメイという品種です。 フランス、ブルゴーニュ地方・ボジョレー地区の代表品種であるガメイは、熟しやすく色素が濃いため、大量に収穫が出来、14世紀まではブルゴーニュ地方のコート・ドール地区一帯で栽培されていました。 しかし、ガメイは病気に強く生産性が非常に高い一方、ブルゴーニュの石灰質土壌では酸味が強いワインしか造れませんでした。そのことが、原因で、1395年、当時ブルゴーニュを治めていたフィリップ公が、「ガメイ栽培禁止令」を出し、ガメイのブドウの木をを全て引き抜くことを命じました。追い払われたガメイは南のボジョレーの地区に花崗岩質の適地を見つけ、世界中のガメイ栽培面積の1/2以上がこの土地だと言われています。 ②ヌーヴォーの歴史 収穫したばかりのガメイから造られるフレッシュな新酒(ヌーヴォー)は、元々はフランスの南東部に位置する都市リヨンの手頃な地酒として、1800年代頃から愛されてきました。世界で愉しまれるようになったのは、第二次世界大戦以降のことで、それには醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏も大いに貢献したことで有名です。1967年に正式に11月15日が販売解禁日として決められましたが、安息日に働かないフランスでは、当日が土日や祝日に重なると、運送が停止し出荷できなくなります。そのため、1985年に『11月の第3木曜日』と改定されました。また、時差の関係でフランスより8時間早くヌーヴォーを飲むことが出来る日本では、ブレイクした要因にもなっているそうです。 ガメイが嫌われた時代があったことや解禁日は昔と違っていたなど ヌーヴォーにも様々な歴史があったのですね・・・私も勉強になりました。 今年は、普段ワインを飲まれない方と一緒に、ちょっとしたうんちくを語りながらヌーヴォーを楽しんでみてはいかがでしょう。 グラン・ヴァン 幟町店 吉田


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