シャトー・ラグランジュ ワインセミナー
こんにちは、幟町店の吉田です。
皆様、明けましておめでとうございます。
本年もグラン・ヴァン18区両店を宜しくお願い致します!
もう一ヶ月前の話になりますが、
シャトー・ラグランジュのセミナーに参加しました。
講師は、シャトー・ラグランジュの副会長である椎名 敬一氏。
ご存知メドック格付け第3級であり、1983年から日本のサントリー株式会社がオーナーとなりました。
1983年に日本のサントリー株式会社がラグランジュを買収し、総責任者にはマルセル・デュカス氏、副会長には鈴田健二氏を招き、畑から醸造施設、城館や庭園に至るまで徹底的な改革に取り組み始めました。赤ワインのイメージが強いですが、1997年に白ワインを初リリース。ソーヴィニヨン・ブランを主体とした白ワインも造っています。
土壌は、2つのなだらかな丘陵が広がり、全般に沖積層の砂礫質土壌で、表土には砂利質土壌を持ち、その下には粘土・石灰質土壌を持っています。畑を105の区画に分け、それぞれの特性に合わせて、ワインも変えているそうです。2005年には有機的栽培テラヴィティス認証を取得しました。
さて、ラグランジェについて分かってきたところで、テイスティングです。
【テイスティングアイテム】
◇レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2008 (白)
◆レ・シーニュ・ド・サン・ジュリアン2006 (3rd)
◆レ・フィエフ・ド・ラグランジュ2007 (2rd)
◆シャトー・ラグランジュ2007
◆シャトー・ラグランジュ2004
◆シャトー・ラグランジュ1999
シャトー・ラグランジュに関しては、初めての垂直試飲を行いました。
2007年は長い成熟期間が育んだシルキーなタンニンな年。
2004年はクラシックでエレガンスが際立つ味わい。
1999年はモダンで熟した感のある魅力的なワイン。
と表現されていました。
私の個人的な好みですが、2007年のシャトー・ラグランシュはとっても滑らかで、
舌に残る感じが心地良く、一番美味しかったです。
セミナーではラグランジュだけの話に留まらず、温暖化がブドウにどのように影響するのかなどの
実際に見ることでしかと知れない情報を分かりやすく、解説して頂きました。
セミナー前は、格付けシャトーと聞くと、どうしても遠い存在に感じてしまっていましたが、
日本の企業が所有し、こうして日本人の方が醸造などに携わっていることを知ると、少し身近に感じました。
皆さんもお店で見かけたら、身近に感じて頂けたら、嬉しいです。
幟町店 吉田