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■「2004年のボジョレー・ヌーボは?」


ボジョレーをこよなく愛す「生粋のボジョレっ子」ティエリー・クーロン氏からの最新レポート~

今年のボジョレー・ヌーボ、皆さんもうご予約なさいましたでしょうか?  昨年夏訪問したポール・サパン社(写真左)の社長で醸造家のティエリー・クローンさんの便りによると、今年の公式収穫日(ban des vendanges)は9月11日(土)。いよいよ収穫がはじまったようです。  開始から3週間、10月はじめ頃まで収穫が続きます。昨年は歴史的猛暑のためスピード解禁となり8月14日に収穫が始まりましたので、今年は遅い印象かもしれませんが、9月上旬からの収穫は例年なみ。気候も収量も普通レベルだということです。  さて、気になる今年の作柄は??  ティエリー・クーロン氏:「収量は"平均的"。クリュ・ボジョレー、ボジョレー・ヴィラージュ合わせて、地区全体では、例年並の130万ヘクトリッターの生産が見込まれています。天候についても、日照量、気温共に平均的。やや降水量が50ミリメートルほど多くなりました。春はドライで雨量が少なく、6月も過去40年でもっとも雨量が少ない旱魃の状態が続きましたが、8月に入って雨が多くなったので極度の乾燥からは免れました。9月に入ると再び秋の好天に恵まれ、日照量も多く、乾燥した天候が続いています。  また、ボジョレー地区で今年注目すべきことは、全体で30%のグローワーが、グリーン・ハーベストによって夏の房落しを行い、しっかりと収量を抑制できたことです。  「大量生産のボジョレー」というイメージを脱却すべく、厳しい収量管理のもと、葡萄の品質の向上を目指す姿勢が見られ、今年のヌーボは例年以上に品質の高いワインが作ることが期待できます。もちろんポール・サパン社でも、畑の管理がしっかりできるヴィニュロンと付き合い、ワインの高い品質維持を目指しています。  こうした収穫抑制や秋の好天のもと、葡萄は酸を保ち糖度をあげながらゆっくりと成熟し、優れた凝縮感とバランスを持つ葡萄になったようです。


うーん、この様子だと、つまり今年は「並」でしようか(?)去年の様な甘~いタイプの味わいではなく、酸味もあってさわやかな感じかな・・・。  楽しみですね!

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