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~「本当の母の日」~


現在の母の日とは、日頃の母の苦労を労い、母への感謝を表す日。 しかし、その起源は少し違うようです。 アメリカ南北戦争の時代、ウェストバージニア州にアン・ジャービスという女性がいました。 1858年に「Mother's Work Days Club」を結成し、病気で苦しんでいる人を助けるための募金活動や病気予防のための公衆衛生の活動などを行い、また、南北戦争中には、中立を宣言し、敵味方関係なく負傷兵の看病をするなど、社会活動家として活躍した女性です。 女性が社会的弱者であった当事、こうした母親としての社会活動は大変意義のあるものであり、社会改革に大きく貢献したと言われています。 彼女の死から2年後の1907年5月12日、娘のアンナは、平和を願って献身的に活動してきた母を追悼して記念式を開きました。 そして、アンナは母への感謝と同時に「平和を祈る」ことの大切さを訴え、5月の第2日曜日を母の日とし、祝日にする活動を行います。 彼女の思いに賛同して母の日がアメリカ中に広まっていき、1914年、当時の大統領であったウィルソンが5月の第2日曜日を「母の日」と定め、アメリカの祝日となりました。

しかし、商業的、経済的思惑によって「平和を祈る」はずの日が「家族の為にがんばっている母にプレゼント(=カーネーション)を贈る日」となり、アンナが追悼式で配ったことでシンボル的存在となった白いカーネーションが信じられないほどの高値で取引されるなど、「母の日」の本当の理念が歪められていきました。 そんな状況にアンナは「貪欲のために母の日を侮辱している」と母の日行事の差し止め裁判を起こしますが、敗訴し、その後も母の日の商業化は進んでいきます。 日本では、1915年(大正2年)頃からキリスト教会や日曜学校で母の日が始まり、1931年(昭和6年)には、当時の皇太后(香淳皇后)の誕生日(3月6日)を母の日としました。 1937年(昭和12年)に森永製菓が告知をしたことで全国的に広まり、1949年(昭和22年)に公式に5月の第2日曜日が母の日となりました。 日本でも「母に感謝する日」としてすっかり定着している母の日ですが、本来の意味はもっと奥深いものだったのですね・・・。 母の日の起源は各国様々あるようですが、家族を大切にする気持ちはいつまでも変らず伝えていきたいですね!
 
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