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■「ベルジュラック 凄いワインとの出会い Ch.DES EYSSARDS」


サンテミリオンから40kmの別天地! 2007年8月 『ボルドー地方・サンテミリオンの隣の地区』と言われていますが、ベルジュラックのアペラシオンは既にボルドー地方ではなく、南西地方に属します。 なだらかな斜面、聞き覚えのあるシャトー名の看板が続くサンテミリオンの景色がやがて丘陵地域に変わり・・・人家も疎らになってきた頃、目的地の MONESTIER村に到着。 素晴らしく日当たりの良い整然と整備された葡萄畑が目の前に広がりました。 狭い道の端に小さく Dom. des Eyssards →  の茶色い看板が立っており、そこを右折すると、もう舗装も途切れて土が剥き出しの農道・・・ シャトー・デ・ゼサールです。  シャトー・デ・ゼサールは1984年から現オーナーのロラン・キュセイさんとパスカル・キュセイの兄弟が両親とともに、ワイン造りをスタート。 以前はフォワグラの製造がこの家族のメイン・ビジネスで、ワインは造っていましたが、大部分は工場に樽ごと販売していました。しかし、ベルジュラックはボルドーに勝る素晴らしい土壌と気候があることも実証されており、彼等の畑に広がる石灰岩と粘土質の土壌も申し分なく、1984年を境に品質の高いワイン造りに転化したとのこと。

「ワイン造りでとても重要な事は、収穫量を抑えること」と彼らが語るように、植え替えたブドウ樹は実に6,600本/haと、サンテミリオン第一特別級並の濃縮度を誇り、1本当たりに実る房の数も最小限に減らすよう徹底。 彼はあくまで畑、葡萄に対して、またワインに対して自然な状態、スタンスでありたいと考え、有機農法を採用、それを見事に実践しています。 「多くの人達がベルジュラックは低い品質のワインしか無いと思っているが、私はいつもボルドーの同価格帯のワインの品質を抜かしたいと考えているし、既に抜かしていると思っている。」 と彼がコメントするほど、造りに対する情熱と、非常に高いコストパフォーマンスを持ったワインのリリースは、これまでのボルドーの常識を完全に覆すものになっていきます。  フランス最高評価誌[ギッド・アシェット2006年版]で、シュヴァルブランの20分の1以下の価格にして、最も注目のワインだけに贈られる最高評価「クープ・ドゥ・ケール(最も心に残るワイン賞)」を、シャトー・シュヴァルブランと並んで2シャトーが獲得し、その凄さが見事に実証され、遂にヴェールを脱いだわけです。 そうなると世間はこれを見逃しません。こんにち、業界では最注目のワインとなっており、既にワイナリーには在庫はほとんど無い状態になっていました。  帰国後、さっそくこのワインを入荷いたしました。ぜひ、感動を共感してみませんか。 (“フランスその他”で検索してください。)


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